いよいよ明日本番。
パパゲーナでいられるのも
あとちょっとです。
今さら告白ですが、
実は長いこと
自分の中で【魔笛】は
「なんだか納得いかないオペラ作品シリーズ」No.1でした。
ストーリー展開・設定にも納得いかず、
個人的には感情移入もしづらく、
モヤモヤ…。
自分の勉強不足や無知もあったと思いますが。
そんな私がこの作品に興味を抱くようになったきっかけ。
「魔笛ってロールプレイングゲームみたいなものでは?」
との友人のふとしたひとこと。
そうか、私の好きなドラクエみたいなRPGものか…。
それから
「パハゲーノくらいのテンションで生きてても、
結構幸せになれたりするんだよ、人生って」
的な内容の提言(ざっくりとした意訳ですが)もあって、
うーん…まあでも確かに、と。
RPGに限らず
“ファンタジーもの”のゲームとして捉え直すと
いろいろストンと胸に落ちてきて、
モーツァルトの天才的な音楽はもちろんなのですが、
この作品の本来の音楽&世界観って、
芝居やオペラやミュージカルなどの枠にとらわれないような
ファンタジーもの!っていうことだったんじゃないかなと…。
さてそれから、
自分の演じる鳥ガール、
パパゲーナとは一体どんな存在なんだろう。
と考え続けていました。
長い作品の中の
“息抜き要素”ではあると思われますが、
頑張ったパパゲーノに対する単にご褒美の位置付けなのだろうか。
仮に先程のゲームの例だとしたら、
たとえばスーパーマリオブラザーズのピーチ姫は
どんな気持ちであの世界で生きているのだろう。
などなど。
本番前夜、とりとめもなく、
これまで考えてきたことを
また思い巡らせてみるのでした。
明日はとにかく楽しく、
魔笛ワールドで生きられたらと思っています。
「魔笛は長時間だし、
ストーリーも微妙だしな…」
と思ってる方がもしいらっしゃいましたら!
ちょっとゲームの世界を体感するような気分で
ぜひお気軽に聴きにきていただけたら嬉しいです☺️
こちらは親睦会のひとこま🎵
明日はいい公演になりますように🎵
こどもの幼稚園時代のクラスメートのおかあさまが合唱で参加していらして、彼女の告知に気が付きまして、東京の西のはずれから伺いました。楽しい演奏会でした。
返信削除大学生の頃にドイツ語の先生が教材に魔笛を取り入れられて、その頃はそれほど興味が湧きませんでしたが、パパゲーノのアリアや夜の女王のアリアは一度生で聞いてみたいと思っていたのでした。
全編通して楽しく拝聴しました。
ありがとうございました。
ご来場頂きまして、誠にありがとうございました。
削除モーツァルトの音楽の魅力を、少しでもお届けできていたようでしたら幸いです。